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井の頭池のカイツブリ。子育てシーズン到来!

吉祥寺の自然 カイツブリ

可愛いヒナを吉祥寺さんぽしながらチェック!

井の頭池では、今の時期「カイツブリ」の親子を見ることができます。池の中央で素早く動いていることが多いので、観察には双眼鏡がオススメ。
今年は、浅場に生える「ヒメガマ」の茂みで、子育てをするつがいが増えたのだとか。

すばしっこい動きにびっくり。

お茶の水池、なぜカイツブリに人気?

従来、井の頭池のカイツブリが営巣していたのは、池の水面に垂れ下がった枝先など、外敵から丸見えで、風雨やボートなどの揺れで壊れてしまうような、本来とは異なる営巣環境でした。
その後、かいぼりを経て「ヒメガマ」などの抽水植物や、「ツツイトモ」などの沈水植物が生育するようになり、理想的な環境の一つである、水面に浮いたツツイトモの上では、2020年に10件の営巣が確認されました。

ヒメガマの茂みで抱卵する親鳥。

そして今年、カイツブリの人気営巣スポットになったのが、井の頭池の西側にあたる「お茶の水池」です。
ここでは、過去に実施したかいぼりの際に、池底の土を岸辺に集めて作った浅場にヒメガマが茂るようになりました。ヒメガマの茂みはカラスなどの外敵に狙われにくい上に、風にも強く安定している、理想的な営巣環境です。ヒメガマの多いお茶の水池には、今期10つがいいるカイツブリのうち5つがいが分布しています。
ただし、ヒメガマの茂みはまだまだ少ないことから、垂れ下がった枝先などの不安定な場所に巣を造るつがいもいるのだとか。環境を整えて、伸び伸びと子育てをしてもらいたいですね。

安全なヒメガマが人気です。

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