吉祥寺オフィシャルサイト

吉祥寺.me

旅行作家による旅の書店「街々書林」吉祥寺・中道通りにオープン。

カルチャー

旅の前に読む本を、旅の達人が指南してくれる本屋さん。

2023年6月7日、吉祥寺のカルチャー通りとも言える中道通りに、旅に関する幅広い本を集めた、旅する本屋「街々書林(まちまちしょりん)」がオープンしました。
こちらの書店、旅する本屋さんといっても、単にガイドブックを置いているお店ではないんです。人文書や雑誌、語学テキストなど「旅の前に読みたい本」を集めたこだわりの書店です。
店主で旅行作家の、小柳淳さんにお話を聞いてきました。

旅へのワクワク感が詰まった店内。

深い緑色の扉を開け一歩中に入ると、白を基調とした明るい店内。旅にまつわる本と雑貨がディスプレイされていて、早くも旅に行きたい気分に!
店内に並ぶ本は、全て店主の小柳さんによる選書です。その数なんと約1400冊。その全てが旅に関連していると思うとワクワクします。雑貨や旅行グッズ、絵日記用の画材などもあり、奥には展示・新刊本の発表会などを開催できるギャラリーも併設しています。フラッと立ち寄っても楽しい店内です。

ディスプレイの地図は小柳さんが実際に使っていたもの。

旅先に興味と敬意を。並ぶのは「旅の前に読みたい本」

街々書林は、販売する本を全て自分で決めて揃える、いわゆる独立書店です。一般書店が少しずつ減っている一方で、実は明確なコンセプトをもった独立系書店は、むしろ増えているのだとか。

そんな流れのなか、街々書林が紹介するのは「旅に行く前に読みたい本」。
これは、小柳さんが旅に出るときに、旅先に「興味」と「敬意」を持つことを大切にして、旅先についての本を読んでから出発するというご自身の旅のスタイルからきているそうです。

その地域や国の背景を知ってから行くと、より深く旅を楽しめるのではないかと小柳さん。旅先への興味・関心の範囲は多岐に渡ります。衣食住や民族、言語、交通、自然、歴史、文化、芸術、宗教など、旅の達人が選んださまざまな人文書に出会うことができるので、旅好きの方だけでなく、読書家の方も訪れるそう。

イチオシの1冊は『マルタ騎士団 -知られざる領土なき独立国』
武田 秀太郎 (著)

旅の知恵を分けてくれる、おしゃべりな本屋さん。

店主の小柳さんは、旅行作家としての顔も持ちます。
最新の著書は、街々書林の“書籍版”のような、旅の本を紹介する本『旅のことばを読む(小柳淳 著)』です。並行して勤められていた交通・観光系のお仕事のご退職を機に、書店をオープンされました。

お喋り好きの小柳さん。ぜひ声をかけてみて。

旅が好きな方はもちろん、世界の文化に触れたい方も、街々書林に訪れて、ぜひ店長におすすめの本を聞いてみてください。旅先にまつわる知識と、旅の知恵を次々と紹介してくれて、気づけばあなたも次の旅行先はどこにしようかと考えていることでしょう!

街々書林

住所:東京都武蔵野市吉祥寺本町3-3-9
営業時間:12:34~18:00
定休日:月曜・火曜、年末年始など
※臨時営業・臨時休業あり
併設ギャラリー:随時展示・発表会など開催

詳しくは街々書林サイトでCheck!

おすすめ記事

you're currently offline