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吉祥寺の農家の挑戦!vol.1〜松本正人さん。

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超レアな国産栽培!チャレンジしている野菜は?

駅から20分ほど歩いただけで、のどかな畑の風景が見られる吉祥寺。都市型農業を行う農家は、郊外型とは異なる工夫を凝らした農業を行なっています。品種や栽培方法も多彩です。
このコーナーでは、吉祥寺の農家の個性あふれるチャレンジをご紹介します。

美しい畑を作っている松本さん

手入れの行き届いた美しい畑で育てているのは?

手入れの行き届いた畑に、半透明のドームの列がズラリ。
中を覗いてみると、青々とした葉野菜が伸び伸び育っています。

松本さん:
「この野菜は何かわかりますか?」
編集部:
「大根かな〜?カブかな〜?高菜かな〜?知っている野菜を思い浮かべても、同じ葉の形の野菜が心当りません。降参!」
松本さん:
「ハハハ。絶対当たらないと思いますよ。じつはこの野菜は “ザーサイ” なんです。ザーサイはほとんどが外国産なので、日本で見ることはまずありません。」
編集部:
「美味しそうな葉っぱですね。葉の部分も食べられるんですか?」
松本さん:
「葉の部分も食べられればよいのですが、収穫すると、あっという間に水分が抜け、萎れてしまうので、市場に並ばないんです。」
編集部:
「え〜。見るからに美味しそうなのに〜。」

ザーサイはどの部分を収穫するの?

この冬、初めて国産ザーサイの栽培をスタートした松本さん。
今までは大根や白菜などの鍋野菜を作っていたけれど、今年ザーサイに初挑戦!
現在、約2000株を栽培しているそう。

根本の部分がこれから膨らんでいきます

根元の膨らみが500g前後の、こぶ状に成長したら、収穫のタイミング。葉の部分を落として “こぶ” のみに出荷し、茨城の加工施設で塩漬けにすると、スーパーで見かけるあの “ザーサイ” になります。
こぶの部分が大きくなりすぎると、内側が空洞化し出荷できなくなってしまうので要注意。収穫予定は1月初旬から中旬だそうです。

あまりにも美味しそうなザーサイの葉を見ていると、塩漬け以外の食べ方もあるはずと思わずにはいられません。
松本さんも、予定している農協への出荷以外に、美味しく調理してくれる中華料理店にも出荷できればと考えているそうです。

1月のザーサイのあとに栽培するのは?

ザーサイの収穫後、春からは大人気の枝豆の栽培がスタートするそうです。近年は『湯上がり娘』という枝豆を育てている松本さん。
4月初旬にタネ植えをし、収穫するのは7月。夏になったら改めて取材にうかがう予定です。

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