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吉祥寺の動物園・井の頭自然文化園で赤ちゃんラッシュ!

吉祥寺の自然 井の頭自然文化園

ニホンカモシカ・アムールヤマネコ・ニホンリスなど誕生!

今年も吉祥寺の動物園でたくさんの動物の赤ちゃんが生まれました!井の頭自然文化園には、日本産の動物が多く飼育されているので、厳しい冬を越え、暖かくエサが豊富になる春に、いっせいに赤ちゃんが誕生します。
赤ちゃんの成長が見られるこの季節に、ぜひご来園ください!

【公開中】2年連続での繁殖!ニホンカモシカ。

2023年4月20日にニホンカモシカが1頭生まれました。性別は「メス」、名前は「ココ」に決まりました。昨年に引き続き繁殖が成功し、2年連続で同じ両親から誕生しました。母親は「すずな」、父親は「ムム」です。
生後2ヶ月ほど経つ現在、ときどき母親「すずな」のお乳を飲んでいますが、すでにたくさん葉っぱを食べており、体重も生まれたときの3倍ほどになりました。

国の特別天然記念物に指定されている「ニホンカモシカ」。種名に「シカ」とつきますが、じつは「ウシ」の仲間だということをご存知でしたか?
ウシの仲間と知ってから観察すると、シカとの違いに気づきます。シカはオスだけに毎年生え換わる枝分かれした角が生えますが、「カモシカ」は、雌雄ともに一生伸び続けるカーブした角が生えます。赤ちゃんには、生後2ヶ月ごろから角が生えてくるそうです。
ニホンカモシカのお隣は、シカの仲間の「ヤクシカ」が展示されていますので、比較してみましょう!

【ライブ映像公開中】アムールヤマネコの赤ちゃん。

アムールヤマネコ 出産33日目

2023年5月2日に、アムールヤマネコの赤ちゃんが4頭生まれました。母親は「ミレ」、父親は「タリ」。性別はまだ不明です。
母子は非公開エリアで飼育していますが、子育てを行っている室内や巣箱の中の様子を、ヤマネコ舎のライブモニターで見ることができます。(飼育管理上の理由により中止することがあります)

モノクロ映像が巣箱の中。
巣箱から出て、母親が授乳している様子

井の頭自然文化園では、2000年からアムールヤマネコの飼育を始め、展示と繁殖に取り組んできました。2021年11月にソウル動物園から寄贈された「ミレ」と「タリ」からは、昨年、井の頭自然文化園のアムールヤマネコとしては16年ぶりの自然繁殖で4頭の子どもが誕生し、今年も2年連続での自然繁殖に成功しました。

昨年誕生し、成長した子どもの様子(2022年10月25日撮影)

井の頭自然文化園での飼育頭数は12頭となり、日本国内で最も多くアムールヤマネコのいる動物園に。アムールヤマネコの繁殖で得た知見は、日本で最も絶滅の恐れが高い動物の1つである「ツシマヤマネコ」の飼育や繁殖にも役立ちます。
※詳細は2023年2月17日「アムールヤマネコ」のコラムでCheck!

公開については決まりしだい、井の頭自然文化園公式サイトにてお知らせがあります。

【公開中】水生物園では「カモ類」の赤ちゃんラッシュ。

6月16日生まれのツクシガモのヒナ

水生物園では、カモ類の赤ちゃんが続々と誕生しています。
「カリガネ」「マガモ」「オカヨシガモ」「ヒドリガモ」が各1羽、「ヨシガモ」2羽、「ツクシガモ」3羽、そして「オシドリ」が6羽です。(6月18日現在)
実は、ここまで多くの種類のカモを飼育している動物園は全国でも珍しく、オカヨシガモをペアで飼育しているのは、井の頭自然文化園だけ。そのため、繁殖にも力を入れています。

今年生まれのヒキガエル

また、正門から入って最初に目に入る「ウェルカム展示」では、6月10日から今年生まれの「ヒキガエル」の展示を始めました。春にこちらで展示していたオタマジャクシたちの成長した姿が見られますよ♪

【公開中】間近で見られる!「ニホンリス」の子ども。

ニホンリス 今年生まれの子

井の頭自然文化園には、「ニホンリス」が生活する空間に、人が入って間近で見ることができる「リスの小径」があります。毎年春から夏にかけて、この中に設置された巣箱で、たくさんの赤ちゃんが誕生しています。
ニホンリスは毛が生えていない、目も開いていない状態で生まれてきますが、そこからどんどん成長し、生後40日頃で巣から出始める頃には、かなりおとなに近い体つきになっています。
そのため、おとなのリスと見分けるのがちょっと大変。
でもよく見ると、おとなよりまだ一回り小さく頭でっかち。行動にも子どもらしさがあり、人が通る通路でうろうろしたり、子どもどうしで、じゃれあったりしています。

常に50頭前後が生育する井の頭自然文化園の「ニホンリス」は、このリスの小径の中で世代をつないでいます。

吉祥寺生まれの動物が、全国の動物園へ♪

日本の動物園では、現在、動物たちの生息環境の悪化によりできるだけ、展示のために野生の動物を捕まえないようにしています。それでも全国各地でいろんな動物が見られるのは、動物園内で世代のサイクルができていたり、動物園どうしで動物を交換しあっているからです。
井の頭自然文化園で生まれた「ニホンリス」や「オシドリ」も、全国の動物園に移動しています。

6月は雨の日が続きますが、誕生したかわいい赤ちゃんを見に、ぜひお早めにご来園ください!

詳しくは、井の頭自然文化園公式サイトをCheck!

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