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祝90周年!藤村女子中高の新校長が目指すのは?

子そだて 藤村女子

建学の精神は昭和初期のハイカラさん発!

藤村女子中学・高等学校(以下藤村女子)は、2022年の今年、創立90周年を迎えました。

ー 心身ともに健全にして
ー 知・徳・体を兼ね備えた
ー 個性豊かな女子の育成にある

90年前に「個性豊かな」女子教育を目指したのは、創立者の藤村トヨ先生。昭和初期は、女性に参政権もなく、教育をなかなか受けられなかった時代。
そんな中、昭和初期に単身ヨーロッパに渡り、各国の体育事情を視察し、日本に戻ったハイカラさんだからこそ「個性」の大切さを謳ったのです。

1932年(昭和32年)創立当初の校舎と校門

新校長が語る、藤村女子中高の先達たち。

世界的なアスリートを数多く輩出している名門「藤村女子中高」の歩みと魅力を、この春、校長に就任された廣瀬真奈美先生にうかがいました。

廣瀬先生:
「創立者の藤村トヨ先生は、勉学に長けた方でしたが、勉強を頑張るあまり生死を彷徨うほど体調を崩してしまいました。療養のために戻った地元の香川で、頼まれて子供たちに体育を教えていくうちに、自身の健康も取り戻すことができたそうです。」
勉学に励むにも心身の健康が基本であることを身を以て体験されていたのです。

左:藤村家家紋をかたどった校章
 右:初代校長 藤村トヨ先生、2代学校長 妹の伊澤ヱイ先生の像

2代校長はトヨ先生の妹、伊澤ヱイ先生でした。ヱイ先生はトヨ先生の留学先のドイツまで単身シベリア鉄道に乗って行ったという勇気と行動力のある女性。
そして、3代校長はトヨ先生の義理の娘、伊澤やゑ子先生でした。
やゑ子先生は、現理事長 高橋あゆち先生のおばあさまにあたり、廣瀬新校長が入職された際の校長だったそう。
90歳のお誕生日も現役として迎えた、矍鑠(かくしゃく)という言葉がぴったりの女性で、女性教員の皆からピンクのチューリップを贈られ、一人ずつとお話してもらった思い出があるそうです。

廣瀬新校長にとって、藤村女子の第一印象は?

藤村女子高卒の教員もいる中、廣瀬新校長は、卒業生ではないバックグラウンドから入職されたそうです。
新任で働き始めたとき、今でも印象に残っているのが「演技発表会」という行事。

全校生徒による演技発表会の群舞は壮大(80周年誌より)

「一人欠けても完成しない演技を見た時には感無量でした。クラスごとに合わせて動いている時には、全体がどうなっているのかわからない。それが、他クラス、他学年との合同練習になっていくにつれ、全体像がわかり、自分たちのポジションの役割がわかる。感動したのを今でも覚えています。」
こうしたところにまで、藤村女子中高の教えが息づいていることを感じたそうです。

「新たな私に出会う」場所であってほしい。

「学校の雰囲気というのは、生徒と教職員によって作られるもので、学校とは、一方的に教える所ではなく、一緒に作っていくもの」と語ってくださる廣瀬新校長。
藤村女子中高には、やりたいことがあって入学する生徒が多いそうですが、入学後にも色んな入口を通して「これも好きになってきたかも」と生徒が感じることも見い出してあげたい。
「藤村が新たな “私” に出会う場所でもあってほしい」と熱い想いをもって、学校と生徒に向き合っておられる姿勢が印象的でした。

コース案内パンフレットより

中高一貫校には珍しく、藤村女子中高では中学生と高校生が同じ校舎で学んでいます。中学生が高校生を見本にできることも魅力の一つだそうです。

100周年に向けた、これからの10年のスタート地点として。

授業時のチャイム廃止や、中間考査の廃止など、すでに様々な変革をスタートされている廣瀬新校長。
100周年に向け、目指す学園運営についてうかがったところ「唯一無二の学校でありたい」と教えてくださいました。
個性あふれる私学であること、個性を伸ばしていく学校であること。そして、自ら考え行動する人間に育つよう。
まずは仕組みを変え、その中に身を置くことで、教員も生徒も共に変わっていくことを、次の10年で目指していかれるそうです。

学校案内。題字は国語と書道がご担当の廣瀬先生による

創立から90年を経てもなお、建学の精神がいきいきと息づいているのは、理事長をはじめ、校長、職員、一人一人が、建学の精神を言葉だけのものとせず、大切に身に染み込ませて、体現されているからなのだと感じました。

藤村女子中学・高等学校

東京都武蔵野市吉祥寺本町2丁目16−3

詳しくは公式サイトでCheck!

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