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「黒のうちとそとに」「心のむこう」吉祥寺美術館で開催しました!

カルチャー 吉祥寺美術館

学芸員さんのお仕事から美術館を知ろう!

ご存知でしたか?吉祥寺美術館の二つの記念室では数カ月ごとに展示作品が変わっていることを。
今回は、浜口陽三記念室「黒のうちとそとに」を学芸員さんのお仕事という視点からご紹介します。

テーマを考えて展示作品を選ぶ。

今回の浜口記念室の展示は、4月10日から始まる企画展「谷 充央 風景の表/裏」のテーマにも繋がる作品を選ぶところから始まったそう。
白黒 モノクロームの作品が多い浜口。しかし、その作品を観ていると、浜口ならではの黒で表現している世界に引き込まれ、奥に入っていくような感覚になるのだとか。
ですから学芸員さんは「時間をかけてみる」のがオススメだそう。

浜口陽三《くるみ》1959年

地域の作家の作品を展示。

浜口の作品と合わせ「谷 充央」のシルクスクリーン作品も展示されます。
谷のシルクスクリーンは、一般的なシルクスクリーンの特徴であるくっきりとした色面ではない、おぼろげな表現を作り出しているのが特徴だそうです。

谷 充央は、多摩地域在住の作家。
地域の作家を紹介することを通して、吉祥寺美術館でしかできない、展示にすることも学芸員さんのお仕事。
吉祥寺美術館ならではの切り口によって、作品の新たな側面が見えてきます。

谷充央《Landscape 87-Ⅲ》1987年

力仕事や手先の器用さも必要?

展示する作品が決まったら、それを収蔵庫などから運び出し、展示します。専門業者さんもいるそうですが、吉祥寺美術館の学芸員さんは、自分でおこなう作業も多いそう。

「学芸員」って、じっと机の前に座っているイメージでしたが、意外と力仕事も多いのですね。
他にも、展示に必要なものを作るなど、工作することもあるそう。手先の器用さも必要ですね。

今回は学芸員さんのお仕事を通して、3月4日から始まる浜口陽三記念室の展覧会「黒のうちとそとに」をご紹介しました。
次回は、萩原英雄記念室「心のむこう」を深掘りします。どうぞお楽しみに。

浜口陽三記念室「黒のうちとそとに」

終了しました。
会場:武蔵野市立吉祥寺美術館「浜口陽三記念室」
日時:2021年3月4日(木)~2021年5月30日(日)
開館時間:10:00~19:30 
※休館日3月31日(水)~4月9日(金)、4月28日(水)、5月26日(水)

入館料:一般100円(小学生以下・65歳以上・障がい者の方は無料)

詳しくは吉祥寺美術館公式サイトをCheck!

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