リスの小径だよりvol.3〜 「ニホンリスのご飯タイム」
吉祥寺の自然井の頭自然文化園でも大人気の「リスの小径」。
ケージの中に入って、目と鼻の先でニホンリスを観察することができます。
飼育員の井上さんに、リスが飛び交うリスの小径でお話を伺いました。
ニホンリスって何を食べているの?
野生のニホンリスは、木の実や果物、昆虫などを食べる雑食性動物です。
では、井の頭自然文化園では何を食べているのかというと…
餌箱をのぞいてみると、ミカン・人参・小松菜・ヒマワリのタネ・煮干しなどがぎっちりと詰まっています。このほかに殻つきのオニグルミもあげているそう。
バラエティーに富んだ餌は、丁寧にカットされていて食べやすそうです。至れり尽くせりで羨ましい!
ちなみに、最後まで人参が残りがちなんだそう。好き嫌いがあるんですね。
小径内ではあちこちでオニグルミをくわえて運ぶリスが見られます。土の中に埋めて「貯食」するためです。必死でオニグルミを埋めるリスの横で虎視眈々と狙いを定めるリスもいるんだとか。
ニホンリスは基本「ソロ飯」派。
ニホンリスは基本的に単独行動の動物です。
餌を食べる時も、1匹ずつ餌箱に登って食べています。じっと眺めていると、強そうなリスが来ると譲ったり、あるいは押しのけたりと、微妙なパワーバランスを観察することができます。
(取材:2020年7月初旬)