明るい気持ちにさせてくれる、空間のヒミツとは？

吉祥寺駅からほど近い所に、ちょっとステキな公園があるのをご存知ですか？
サンロード商店街の北側出口から、五日市街道沿いに東に200mほど歩いた道沿いにあるからすぐにわかります。
ピクニックランチができて、子供が走り回れる広っぱがあって、眺めて楽しいお花畑があって、趣のある竹林もあってと、小ぢんまりとした空間には魅力がぎっしり詰まっています。

宝箱のような魅力の詰まった公園の名前は「吉祥寺の杜 宮本小路公園」。
この公園が圧倒的なポテンシャルの高さを誇っているのは、地域の有志が定期的にお手入れしてくれているから。先月カラフルな花が植えられて、通りがかりで眺めるだけでも明るい気持ちになれます。

子連れでお弁当ランチも楽しい。緑にすっぽり囲まれるステキ空間。

約1700㎡ある公園に足を踏み入れると、一歩足を踏み入れると、駅の近くにこんな所があるの？と驚くほど穏やかな空気が流れています。
水道は丸い輪をまわすと水が出てくる仕組みになっているので、取材した午後も、子供達が代わる代わる輪をまわして、水が出てくるのを喜んではしゃいでいました

江戸時代、短冊形に区割りされた間口が残る貴重な場所。

「宮本小路公園」は歴史的にも貴重です。じつは、公園の敷地は約350年前、吉祥寺村を開墾した開墾者の一人、宮崎氏のお屋敷跡地なのです。
明暦の大火をきっかけに多くの住民が吉祥寺に移住し、五日市街道沿いに短冊状に与えられた原野を開墾しました。

「吉祥寺の杜 宮本小路公園」は、その時の区割りの間口約20間（36m）がそのまま残っている貴重な場所でもあります。
公園入口の案内板で、吉祥寺の歴史についてイラストつきで説明されています。
三密を避けて、公園でくつろいでみませんか。ゴミ箱はないので、ごみの持ち帰りにご協力ください。