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国際大会の常連。藤村女子の水泳教室は50周年!

子そだて 藤村女子

藤村女子の校内にある、地域に開かれた水泳教室。

今年創立90周年を迎えた藤村女子中学・高等学校の中に、もう1つ記念日を迎える教室があります。
それは、藤村女子高校内にあり、学校法人井之頭学園が運営する、藤村水泳教室。昭和47年(1972年)にオープンした水泳教室が50周年を迎えます。

50年前のオープンチラシには、立派な校舎のイラストが掲載され「温水プール」という案内の脇には「屋内25mプール」「トレーニングルーム」と一緒に「映写室」「水中のぞき窓」と書かれており、当時たくさんの方が新しい室内プールに魅力を感じただろうと想像できます。

藤村水泳教室は、女子校の中にありながら一般に公開されており、老若男女、0歳~90歳代まで、なんと1800名の生徒数(新型コロナ流行前は2000名以上!)を誇っています。
地元の子供たちにとって身近な、吉祥寺の街に密着したスクールです。

10歳から通い始めて今や教室長!大野先生と藤村水泳教室。

黄色いジャージがお似合いの大野先生。体育館の地下に作られたプールにて。

今回は、教室長の大野リエ先生にお話をうかがいました。
大野先生は、小さいころから水泳を習い始め、藤村水泳教室には10歳から藤村女子高校を卒業するまで、武蔵野市外から通っておられたそうです。わざわざ通うほどの藤村水泳教室の魅力を、実体験してこられたのですね。
その後、藤村女子の姉妹校である東京女子体育大学で体育の教員免許を取得されたのち、教員として藤村水泳教室に戻られ、ご結婚やご出産も経ながらお仕事を続けられてきたという、まさに藤村水泳教室とともに人生を歩まれている先生です。

なぜ水泳教室を始めたのでしょうか?

資料によると、50年前は光化学スモッグに悩まされていた時代。屋内で安心して体育をでき、子供や女性が四季を通じて利用できるようにと、屋内プールが建設されたそうです。
その頃、都立高校が周辺に増え、個性ある私立高校を目指す必要もあったそうです。また、水泳教室は藤村女子建学の精神であるご婦人方の健康に貢献でき、スポーツに対する研究という役割も果たしました。

先生と生徒は仲良し。

50年変わらない教え。

藤村女子水泳教室からは、今も昔も、毎年のようにインターハイや全国大会へ選手が出場し、メダリストも多く輩出しています。まさに、本気のスクールという印象です。
じつは、50年の歴史を通して、教える基準、評価の方法は変わっていないのだとか。
自由形・平泳ぎ・背泳ぎ・バタフライの基本4種目を1種目ごとに3ヶ月かけて練習し、試合形式でテストを行いながら、スキルを磨きます。しっかりとした技量を身につけるには3ヶ月という期間が必要と大野先生。
一見、厳しい?と感じましたが、クラスやレベルも細かく用意され、水泳をしたいという気持ちがある全ての人が真剣に取り組める、自分に合った通い方ができる教室だとわかりました。

イエローがトレードマークの藤村水泳教室スクールバッグ。

生涯を通して水泳に親しんでほしい

現在、教室長として活躍されている大野先生にとって、うれしいのは、教え子が水泳を好きになって、卒業後もアルバイトに来てくれたり、お子さんを連れてきてくれることだそう。
「生徒の皆さんに、笑って取り組んでほしい。そして、お昼の教室に通えなくなったり、競泳から離れても、夜間のコースやダイビングもできるこの教室で、生涯を通して水泳に親しんでくれたら。」と願いを話してくださいました。

今年は、50周年ありがとうキャンペーンも計画中とのこと。
藤村女子建学の精神が息づく歴史ある水泳教室の、ますますのご発展をお祈りしています!

詳しくは公式サイトでCheck!

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