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21才で単身ドイツへ修行!最高の素材と確かなテクニックから生まれるソーセージ。

吉祥寺ガイド ケーニッヒ

吉祥寺を支える商店会や商業施設のリーダーが、プライベートで通う店を紹介するコーナー「通が教える吉祥寺」。
第2回は、キラリナ京王吉祥寺の支配人、島崎 圭一さんにご登場いただきます。

キラリナ京王吉祥寺に、この夏、着任した島崎支配人。

6月に「キラリナ京王吉祥寺」の支配人に着任したばかりの島崎支配人。初めてお会いする「支配人」は、きっと年配のオジさまだろうとイメージしていたら、さわやかでダンディな紳士でビックリ。

キラリナ赴任前は、ホテルマンとして新宿の京王プラザホテルに勤務していた島崎支配人が、大都会・新宿から吉祥寺に来られて、最初に感じたことは「人が多く、街に活気が満ち溢れている」ということ。
確かに、商業地でもあり、たくさんの人が住んでいる吉祥寺には、いつも活気があります。

また、2000年代に国分寺住まいだった島崎支配人は、当時結婚前だった奥様とデートしたり、仲間と飲みに来たりしていたそうで、吉祥寺のことを身近に感じていたそうです。

支配人のお気に入りは「もう一人の島崎さん」の名店。ケーニッヒ。

左:ケーニッヒ島崎代表/右:キラリナ島崎支配人

島崎支配人が今回ご紹介くださるのは、井の頭公園の入口のそばにあるソーセージの名店「ケーニッヒ」。今までにドイツの製品審査会で100以上の金メダルを受賞している、日本を代表する名店です。

最初は、ケーニッヒファンのキラリナの社員に、ランチに連れてきてもらった島崎支配人。本場仕込みのソーセージに感動し「すごい美味しかったので、今回オススメすることにしました。」と、ずらりと並ぶソーセージにも興味津々。

じつは、ケーニッヒの代表は「島崎 智融さん」というお名前。今回、奇しくも「キラリナの島崎支配人」と「ケーニッヒの島崎代表」という2人の島崎さんにお話をうかがうことができました。

ドイツのソーセージに感動し、直談判して修行の道へ。

武蔵境で精肉店を営んでいたお父様の後を「ただ継ぐのは嫌だ〜」と感じていた、ケーニッヒの島崎代表は、ドイツを旅行して、日本のハム・ソーセージとの味の違いにびっくり。
「ドイツはクオリティがきちんと管理されていて、どこのお店のものもおいしかった。実家で見てきたことがソーセージに活かせるとも思った。」と修行を決意。

ジャンボフランクは左から、
粗挽き、チューリンガー(ハーブ)、チョリソー、
チョリソーチーズ、ほうれん草チーズ

まず、ドイツの街を巡り、その街にある肉屋を巡ってソーセージを食べ比べること100軒。その中で一番美味しかった店に、なんと弟子入りを願い出たのだそう。

けれど、ドイツ語を話せることが条件とわかり、早速帰国し、ドイツ語を猛勉強してから、半年後にドイツへ再チャレンジ。情熱と行動力が、人生の扉を開いたのです。

迎え入れてもらったドイツの名店で修行することになり、テクニックを包み隠さず教えてもらってわかったことは「とにかくいい素材を使って、確かなテクニックで作ること。」そして「肉・香辛料・塩。すべて最高のものを使うこと。」だったそう。

21歳で起業し、35年。その名のとおり「キング」になったケーニッヒ。

赤のかわいいロゴは創業当時から。

島崎代表が、21歳で起業したケーニッヒは、今年で35周年。老舗の風格さえ感じられるケーニッヒの経営者が、こんなにお若いとは本当に驚きです。

ケーニッヒはドイツ語で「王様」の意味。創業するときから高い目標を掲げ、チャレンジし続けてきた情熱が、ここに込められている気がします。

「最高のソーセージを作るためには、最高の素材を使うこと。塩・香辛料だけは、ドイツを経由して買っています。バイヤーの目利き力を信頼しているから。人を見る目、素材を見る目は、大事ですね。」と語る島崎代表に、島崎支配人も「ショッピングセンターも、街の人に喜んでもらえるお店選び、空間づくりが重要です。見極め・プロの目利きは大切ですね。」と共感。

目利きの島崎代表オススメの組み合わせで、ソーセージとビールを試した島崎支配人は、改めて美味しさを実感されていました。

多様なソーセージを自分流で楽しむには?

「家でビールやウイスキーを飲むので、それに合うオススメを教えて欲しい」という島崎支配人のリクエストに、島崎代表がアドバイス。

「ビールにはレバーヴルスト。粗挽きタイプで、ハーブがたっぷり入っています。クラッカーやお気に入りのバゲットに塗って。」
「ウイスキーのピートのスモーキーな香りには、同じくスモークタイプのウインナーを。ウインナーは加熱済なので、冷たいままででも食べられます。」

すでに加熱済だったとは、知りませんでした。店で買って井の頭公園でそのまま食べられることもわかり、得した気分。

オードブルはワインのおともやサラダのトッピングにも人気!

幅広いお客様に愛される店に変身。

キラリナ京王吉祥寺は、開業以来、20〜30代の女性向けの店づくりをしていましたが、昨年、大幅リニューアルし、ひとりでもカップルでもファミリーでも、お客様の様々なシーンにおいて楽しんでいただける施設に大変身しました。

同じく、ケーニッヒも、本物のよさを知っていただくために、ドイツの街角にあるような、誰もが入りやすい店づくりにこだわったそうです。

ケーニッヒのオリジナル掛け時計

商業施設と商店会が仲の良い、吉祥寺へようこそ!

島崎支配人は幼少の頃、雑貨店を営んでいた祖父さまと参加した商店街の会合で、商業施設の出店計画について、もめていた場面が記憶にあるそう。

「吉祥寺は路面の街。商業施設であるキラリナは、地元に受け入れてもらえるだろうかと心配してきてみたら、街のみなさんにすごく可愛がってもらっている。吉祥寺は懐が深く、一緒に街を盛り上げようという機運がありますね。私もその分、一生懸命いっしょに盛り上げようと思っています!」とうれしそう。

「人と飲み食いするのが好きなので、コロナが落ち着いたらみんなでワイワイ飲み歩きたいです。」と交流できる日が楽しみだそうです。
島崎支配人、ようこそ吉祥寺へ!

ケーニッヒ吉祥寺店
東京都武蔵野市吉祥寺南町1-17-1(Google map)
TEL 0422-49-4186
詳しくはケーニッヒ公式サイトでCheck!

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