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美しいブルーの伊万里焼が揃う店「吉祥寺PukuPuku(プクプク)」

マルシェ&グルメ

骨董ビギナーも安心!実は使いやすい、アンティーク和食器。

みなさんは、「骨董」や「古美術」と聞くと、なんとなく敷居が高くて、日常使いにはもったいないイメージがありますか?
伊万里焼を中心に扱い、中道通りに2店舗を構える「吉祥寺PukuPuku」は、江戸時代〜明治・大正にかけて作られたアンティークの和食器を、気軽にふだん使いできる器として提案しているショップです。
手に取ったり、店員さんオススメの使い方を聞いているうちに、おうちで使ってみたくなりますよ♪

お手頃価格で「ビギナー向け」の中道通り店。

「中道通り店」店内。

吉祥寺出身のオーナーが「骨董の入口」になるようなお店にとの想いでオープンした店舗では、明治以降に作られた、藍色で絵付けされた小皿を中心に、ガラス、漆器類なども置いています。

ブルーの磁器小皿は電子レンジOKだから、最初の1枚にオススメ♪

店内には、古伊万里が専門のオーナーが業者専用の競りや直接買取などで仕入れた器が並びます。
その中でも一番に目に入るのは、ブルーが美しい伊万里焼の小皿の山。
これらは磁器に図案を転写した「印判皿(いんばんざら)」。明治以降は量産目的で作られている器が多く手描きではありませんが、手作業で転写しているので、判がずれたりしてそれぞれ個性があります。コレという1枚を選ぶのも楽しみのひとつです。

明治後期の柄は和洋折衷。デザインがモダンです。

こちらの店舗では、ブルーの柄の伊万里焼は「電子レンジOK・食洗機OK」と案内しているそうです。(赤や金などの色付き絵皿は不可。)
陶器に比べて磁器は丈夫で、絵付した上から透明の釉薬をかけてあるので絵柄も落ちにくく作られています。そう聞くと、ご家庭での日常使いがグッと近づいてきませんか?

組合せ無限大。小皿の楽しみ方いろいろ。

小皿は元々、結婚式などの行事を自宅で祝っていた時代に、集まる客人のために各家が何十枚と揃えていたもの。普段は大切に蔵などに仕舞われていたため、綺麗な状態で残っているものが多いのだとか。
図案は、おめでたい紋様が描かれるのが定番で、その中でも「唐草」などは人気の柄でした。

牡丹唐草模様(左)、唐草模様(右)。それぞれ同じ柄同士で組み合わせ。

この日お話をうかがった、スタッフの原さんおすすめの小皿の使い方は、カップ&ソーサー。煎茶やコーヒーにもぴったりなサイズです。カップは湯呑みに見えますが、実は、副菜を盛り付けるための「向付(むこうづけ)」という明治時代の器。
小皿とは別々に作られた器ですが、同じ唐草紋様が使われているので、組み合わせてセットのように使うことができます。あえて違う柄で合わせても可愛かったりと、選び方が広がります。
組み合わせてプレゼントに買われる方も多いそうですよ!なんと粋なんでしょう。

器は全て一度洗っているので綺麗なものばかり。

可愛らしい店名「プクプク」の由来は?

店名の「PukuPuku」の由来は、伊万里焼の金魚鉢から金魚をモチーフにして、泡を出しているイメージ。そして、オーナーの福重さんというお名前から「福が重なる」をアレンジしたそうです。
古美術に対する敷居の高いイメージを変えていきたいという思いの込もった、親しみやすい店名です。

「何百年も前に作られたものでも、今の食器と変わらず使っていただけて、工場生産とは違う手作業の温かみを感じられる伊万里焼。PukuPukuで手に取った器を入口に、紋様の面白さや、骨董の魅力を知る機会にもなれば。」と原さん。
ぜひお気軽に店内を覗いてみてくださいね。

原さん(左)とスタッフのみなさん。

カラフル色絵皿選びは「西公園前店」へ足を伸ばそう!

古伊万里「色絵皿」は、写真映えするとSNSや関西の飲食店でブーム中。

江戸中期〜明治中期ごろの古い時代に作られた古伊万里。
こちらでは、磁器が高価で貴重だった時代に、家ごとの特注品として作られたような手描きの柄の器や、ちょっと変わった柄物を扱っています。
また、朱や金で染付された手描きの色絵皿は、こちらの店舗が品揃え豊富。料理や食材を盛るだけで食卓が華やぐので、おうちご飯が増えている昨今、人気が出ているのだとか。

「吉祥寺PukuPuku」

住所:東京都武蔵野市吉祥寺本町2-18-8YKビル1階
TEL:0422-27-1636

営業時間:11:30〜19:30
定休日:なし

詳しくは吉祥寺PukuPuku公式サイトをcheck!

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