吉祥寺の農家の挑戦!vol.2〜田中 宏茂さん
マルシェ&グルメ目次
変わらない採れたての美味しさを届けたい。
吉祥寺の北町方面には農園が広がっている地域があります。そこでは沢山の野菜や果物を育てていて、直売所で採れたての野菜を購入することができます。
今回は、吉祥寺の農家の中で若手のお一人、田中宏茂さんに都市型農園の強みや、やりがいなど、お話を伺ってきました。
美味しい野菜の最大の肥料は愛情♪
吉祥寺で農家を徳川吉宗時代から始めて、代々、農家という田中さん、ご本人で10代目なんだとか。お父様から農家を継いで9年目。お父様にアドバイスをもらいながら、なんとかやってこれたと言う田中さん。
毎年同じ野菜を育てていても、気候や土の状態で、同じ様に育つことはないそうで、毎日様子を見ながら、水や肥料の量を変えて、美味しいお野菜を育てているそうです。今の時期は、人参、ブロッコリー、キャベツ、ニンジン、白菜、ネギ。
田中さんの愛情がたっぷり注がれた野菜は絶対美味しいに決まってますね。
田中さんの野菜は、どこで買える?
そんな愛情たっぷりのとりたての野菜はどこで買えるんでしょうか?
田中さんの畑の一角に倉庫がありそこで購入することができます。
基本、毎日10時~。畑の入り口に旗が立つのでそれを目印に。
その日分の野菜が無くなり次第終了だそうです。
大体、午前中に完売してしまうそうなので、早めに行かれることをお勧めします。
お客様の中には、30年来の田中家の野菜を購入されている方もいらっしゃるそう。お客様に買ってもらえるのは、直に感想が聞けるから励みになると、田中さん。美味しかったよ、甘かった、新鮮だったなど、自分の作った野菜で喜んでいるお客様をみれるのが都市型農園の良いところと感じるそう。
珍しい野菜の栽培にも挑戦!
毎年11月に農協で品評会が行われる時、農協の青壮年部で野菜で宝船を作ってディスプレイされるそう。
その宝船の為に、田中さんはパープルカリフラワー(バイオレットクイーン)と紫キャベツ(ルビーボール)の栽培にも初めて挑戦したそうです。
残念なことに、間に合わず、今回は、白菜と大根、ネギを提供されたそうです。
バイオレットクィーンという名の通り、紫色のカリフラワーとオレンジカリフラワー、色付きの野菜は育つのに時間がかかるんだとか。
取材時、紫のカリフラワーが収穫前だったので、畑の直売所で販売があるかもしれません。出会えたら、ラッキーかも。
これから本格的にうどの栽培が始まります!
田中さんの畑では、これからの時期、うどの栽培が本格的に始まるそう。
群馬県で育ったうどが戻ってきて、日に当てずに土の中で育てます。ストーブで温度を上げたりととても手間のかかる作業。それだけに、真っ白い美しいうどができるんですね。
うどは武蔵野の特産品だそうで、ふるさと納税の返礼品にもなっているそうですよ。うどは農協に持っていってしまうため、残念ながら直売所に並ぶことはないそうです。
その他の田中さんが丹精込めて作った野菜たちは、直売所に並びます。ぜひ少し足を伸ばして、新鮮な採れたて野菜を直に手に取って、食してみてください。
田中農園
住所:武蔵野市吉祥寺北町3−13−25
吉祥寺北西循環バス ねむの木通り 下車 目の前
直売所は基本、毎日10時~