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「わたしの吉祥寺」vol.5〜キン・シオタニさん。

アート&クラフト

吉祥寺をお散歩すると、あちこちでキンシオさんのイラストを見かけます。
肩の力の抜けたイラストは吉祥寺の街と相性バッチリ。
吉祥寺在住のキンシオさんは一体何者で、何をしている人?キンシオさんの思う「吉祥寺」の魅力とは?
コミカルなおしゃべりで伝えてくださいました!

サンロード(2019年冬)

大学時代に詩人としてスタート!

キンシオさんはイラストレーターかと思っていたら、大学時代は文学が好きで、詩人志望だったそう。
高校時代までは普通の人生を送っていたキンシオさん。英語だけは得意だったので、埼玉の東京国際大学へ進学。
キンシオさんの担当教授になったイギリス人クリス・モズデル氏は、ただの英語の教授ではなく、なんとYMOに詩を提供したり、音楽シーンでも活躍する詩人。イギリスの音楽が好きだったキンシオさんは、クリスに憧れ、追っかけを始めた。
普通なら追っかけで終わるところだが、キンシオさんの熱意は追っかけで止まらず、クリスとしだいに仲良くなり、ついにクリスはキンシオさんの師匠に。そして、その関係は今も続いているそう。
キンシオさんの朗らかでコミカルな人柄は、どんな人の心も壁も溶かし、魅了してしまうのです。

キンシオむさしのビール(26kブルワリー)

編集者の一言で「詩人」から「絵描き」に方向転換。

25才のとき、クリスさんが詩人を目指していたキンシオさんを大手出版社に売り込んでくれるというビッグチャンスが。しかし編集者の「詩人は食えるようではダメだ。」という言葉に「この世界めんどくさそう…。」と、詩人になるのをやめ、なんと次の日から「絵描き」になることにしたそう。
もともと文学や哲学を愛していたキンシオさんは「読ませて分からせないといけない」「詩」から「好き嫌いがあっという間にわかる」「絵」に転換することは、キンシオさんの心に叶う必然だったのです。

「ひとり旅」で磨かれたコミュニケーション能力。

あっという間に人の心を魅了してしまう、キンシオさんのコミュニケーション能力は、どうやって磨かれたのでしょう?
じつは、キンシオさんは身軽な旅の達人。中学の頃から、電車でひとり旅をし、当時若者のあいだで流行っていた「青春18きっぷ」をフル活用。高校3年生の頃には、北海道と沖縄以外は制覇。大学時代にはヒッチハイクで北海道の僻地まで制覇するほどになっていたそう。
その旅をとおして、世の中には、案外優しい人、温かい人が多く、お金を追いかけなくても、無いなら無いでなんとかなることを実感。

「詩人」から「絵描き」に転向したキンシオさんは、大卒時に貯めた180万円が50万円を切ったら働こうと「旅と絵」以外「何にもしない!」生活をスタート。毎朝起きて、時代劇の再放送を見て、パンを買って、吉祥寺にチャリで出かけ、気が向けばふらりと旅に出たり。
父親が使いきれなかった年賀状をもらい、筆ペンで絵を描いたことが、のちに大人気となる絵ハガキの原点となります。

キンシオむさしのバス(関東バス)

25才。絵ハガキ作家「キン・シオタニ」の誕生。

1995年、それまで絵ハガキと言えば、キースヘリングやピカソなど世界的な巨匠の作品だけ。そんな中、絵ハガキを販売することを思い立ち、アーティストとしてのペンネームを考案。「キン・シオタニ」という名前は、「均」という名前を友人が「キン」と呼んでいたことから誕生しました。

もともと詩を書き貯めていたキンシオさんは、長年描き貯めていた詩を長〜いタイトルとしてつけ、そのアイディアあふれる「絵ハガキ」をハーフでイケメンの友人が営業してくれ、なんと青山ブックセンターで販売してもらえることに。それをきっかけにヴィレッジバンガードでの販売もスタート。ついにアーティストとして収入を得ることができるプロに!

アライ屋シャッター(大正通り)

井の頭公園の入口で、絵ハガキ販売し、時代の波に乗る!

絵ハガキの宣伝のつもりで、井の頭公園入口での絵ハガキ販売を始めたところ、折しも路上ブームおこり「ゆず」をはじめとする「アーティスト活動+路上活動」を行うアーティストとして有名になり、井の頭公園で活動するアーティストの顔になったキンシオさん。

吉祥寺での最初の仕事は、ブックスルーエのブックカバーのイラスト。その後、アトレ3周年で店舗がキンシオイラスト一色になったり、サンロードのマップを描いたり、今では吉祥寺を代表するイラストレーターとなりました。

会う人の心をほぐし、あっという間に仲良くなってしまう人柄に魅了された人たちから、次々仕事を依頼され、今ではテレビ、雑誌、トーク&ドローイングライブ、落語家とのコラボレーションまでこなす「イラストレーター」という名前では到底収まらない大活躍。

どんなものからも楽しさを見い出す達人にとって「吉祥寺」とは?

中学生の頃から、日本のすみずみまで歩いてきたキンシオさん。TVKではキンシオさんが歩きながら全国各地の街を紹介する旅の番組が10年も続いています。
そんなキンシオさんが感じている「吉祥寺の魅力」とはどんなところでしょう?

吉祥寺は、おっきいお店ちっさいお店が混じり合い、まるで「雑木林」のよう。だからこそ、いろんなカルチャーやいろんな人がいる。
吉祥寺に住んでいる人が、吉祥寺で仕事もしている、地方都市っぽさも魅力。

個人宅の表札

著名になった今でも個人宅の表札や、結婚式のためのオリジナル紙芝居など、個人的な仕事も引き受けているそう。大きい仕事の魅力ももちろんあるけれど、最初から最後まで顔が見えるような小さい仕事をすることもキンシオ さんのシアワセなのです。

まさに「ひとり吉祥寺」と言えるような、魅力の詰まったキンシオさん。これからも吉祥寺を楽しませてくれること間違いなし!ますますのご活躍を応援しています!

キン・シオタニ公式サイト

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