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吉祥寺美術館「阪本トクロウ|デイリーライブス」。

カルチャー 吉祥寺美術館

日常の風景を切り取った作品に、心を委ねたくなる。

「吉祥寺美術館」で開催された「阪本トクロウ|デイリーライブス」。
作品展示は2月28日で終了しました。
「吉祥寺美術館」はコピス吉祥寺A館7階にあります。街の真ん中の、しかもビルの中に美術館があるなんて、エレベーターで向かうときからワクワク。

入館すると、山並みと静かな夕景の作品の看板が迎えてくれました。
「デイリーライブス」というタイトルは、阪本さんの直筆だったそう。

阪本さんの初期~近作まで約30点が展示されてました。
どの作品も日常のなにげない風景を切り取ったもの。
どこかで目にしたことのある景色は、普段、美術館に足を運ばない方にとっても鑑賞しやすくオススメです。作品の前に立つと、なんだか深呼吸したくなるような作品も。

《フロート》2014年
空がどこまでも青くて、空気が美味しそう。

担当学芸員の阿部さんが作品に衝撃受け、阪本さんに依頼をして、展示の企画を立てはじめたのが、なんと2年前。
長い期間をかけてこのような素晴らしい展示に到るとは、学芸員さんのお仕事にとても興味が湧きました。

この隙間にはこだわりが。

展示の際の、とっておきの秘話を担当学芸員さんに教えていただきました。
展示室中央の3つ並んだ壁面。よく見ると、並んだ壁の間が20cmくらいずつ空いています。隙間の向こうに、別のシリーズの作品が見える仕掛けです。
この隙間がなければ、大きすぎる壁面が圧迫感を感じさせることになり、逆に、間隔を空け過ぎると、隙間の向こうに見える作品が気になってしまう‥。
この絶妙の間がよいのだとか。

《呼吸》2010年

2月28日までに足を運んでみようと思った方に耳寄り情報です!
展示期間中、土日に限り「阪本トクロウ|デイリーライブス」のポスターを無料でもらうことができます。
デザインが4種類から選べます。

企画展エントランスの脇に置かれています。

ミュージアムショップでは吉祥寺美術館オリジナルの阪本トクロウ展のポストカードやクリアファイルも。
1000冊限定の作品集には直筆サインが入っており、その下には「396/1000」というナンバリングも。

ネットで検索すればなんでも見ることができる時代ですが、実物を観に行かれることをお勧めします!
写真では伝わらない作品の空気感、世界観を是非味わってください。
観ていて心地よく、家に帰ってからもその爽快感が続いていて、作品を思い出すと心が潤うような。その感覚に浸りたくて・・・また足を運びたくなります。

「阪本トクロウ|デイリーライブス」

会場:武蔵野市立吉祥寺美術館
展示期間:2月28日(日)まで
開館時間:10:00~19:30 
※休館日2月17日(水)、2月24日(水)

入館料:一般300円、中高生100円
(小学生以下・65歳以上・障がい者の方は無料)

終了しました。

詳しくは吉祥寺美術館サイトでCheck!

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