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ついに、井の頭公園で「かいぼり隊」のボランティアが活動再開!

吉祥寺の自然 ザリガニ駆除

ボランティアが中心となっている保全活動。

9月に入り「かいぼり隊」のボランティア活動が再開しました!
アメリカザリガニの駆除活動は、「井の頭池かいぼり隊」のボランティアが中心となって活動を行い、地道な活動が実を結び、井の頭池の生態を復活させてきました。
しかし、先月まで緊急事態宣言発令の影響で活動できず、ボランティアコーディネートを行うNPOのみの少人数による活動にとどまらざるを得ない状況でした。

ザリガニ駆除

ボランティアの地道な活動。

ボランティア活動が再開し、井の頭池で、黒い浮き輪に入って水の中で保全活動したり、水鳥の生態を観察・記録している人の姿を、あちこちで見かけるようになりました。

「アメリカザリガニ」は外来種。水草や水生昆虫に被害を及ぼすため、防除活動が行われています。井の頭池では、アメリカザリガニが物陰に隠れる習性を利用して捕獲する「カゴワナ」方式が主流です。
駆除は、毎週、平日1回、土日1回のペースで行なわれています。

ザリガニ駆除

活動の成果で生まれた、モネの池のような景色。

2019年に井の頭池で捕獲された「アメリカザリガニ」は、3073匹。
2016年の結果データと比較すると、ここ数年は捕獲数下がり、「アメリカザリガニ」を低密度に抑えたことが、近年の美しい水草や水生生物の復活に良い影響を与えたことがわかります。
しかし、2020年は捕獲数がやや多めだそうです。
美しくよみがえった池を保つためには、活動の継続が必要です。

ザリガニ駆除

自然観察の活動再開が待ち遠しい。

ボランティア活動が再開できたのは、アメリカザリガニの駆除、水鳥調査、水辺の保全作業など、屋外での作業系の活動となっています。
「井の頭ちょこっとウォッチング」などの普及啓発活動は、もうしばらくおあずけだそうです。
井の頭のゆたかな自然と触れ合う機会が、少しずつでも戻ってきているのは、うれしいことです。

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