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夏のトンボから、秋のトンボへ。

吉祥寺の自然 赤とんぼ

井の頭池で、秋のトンボの先駆けを探してみよう!

暑かった夏。井の頭池のほとりは木陰が多く、夏でも日陰を快適に散歩することができます。夏に散歩した時に、トンボをご覧になった方も多いと思います。
8月で数のピークは過ぎましたが、9月末くらいまでは夏のトンボを見ることができます。

ハグロトンボ

夏に井の頭池でよく見かけるのは、黒いトンボ。水草の上をひらりひらりとゆっくり飛翔して優雅です。
チョウトンボはこれまで、井の頭池では、チョウトンボは古い時代には生息記録がありますが、最近では年に1~数回だけ観察される珍しいトンボだったそうで、井の頭池には定着しておらず、他所で羽化したものが飛来していると考えられてきました。

かいぼりと絶滅危惧種のトンボの関係とは?

チョウトンボは東京都レッドリストのVU(絶滅危惧Ⅱ類、多摩部)に選定されています。ヒメガマなどの抽水植物や浮葉植物の多い池などに生息するため、都内では生息地が減少し、危機に瀕しているそうです。

チョウトンボ(左)とショウジョウトンボ(右)

井の頭池では3回のかいぼりを経てヒメガマなどの水生植物が増加し、チョウトンボにとって好適な環境に近づいてきました。2020年にはチョウトンボの目撃頻度が増加。池での産卵も確認されるようになりました。
絶滅したと思われていた、さまざまな生物が、かいぼりによって復活してきたのです。

生態工房

秋のトンボってどんなトンボ?

9月から10月にかけては秋のトンボの季節。
井の頭池のまわりでは、秋のトンボの先駆けを何種類か観察することができます。

秋のトンボと言えば、やっぱり赤トンボ(アカネの仲間)ですね。
そのうち、井の頭池でもっとも目につきやすいのがマユタテアカネです。(コラム冒頭の赤トンボの写真)
赤トンボの中では小柄で、真っ赤に色づいた腹部が鮮やかです。木陰のある池畔で、草の上に静かにとまっているのをよく見かけます。

アキアカネ

アキアカネは赤トンボの代表格で、この時期に田んぼや草はらに行くと、草や棒の先にとまる、たくさんのアキアカネを見ることができます。
井の頭池でも一番数が多い赤トンボですが、草はらの少ない井の頭池では、高木の枝先にとまっているものが大半ですから、目を凝らして見上げてみてください。
井の頭池のまわりを散歩される際は、池畔の浅場で産卵する様子を観察するのもオススメです。

※画像提供「生態工房」

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