吉祥寺で「吉祥寺」にお参りできない理由。
吉祥寺ガイド吉祥寺は江戸本郷元町の地名。もともと「吉祥寺」というお寺はない。
常に住みたい街の上位にランキングしている「吉祥寺」。
「吉祥寺にお参りしてみたいけど、お寺はどのへんにあるのかな〜?」と思っている方も多いはず。
じつは、吉祥寺というお寺は、吉祥寺にはありません。
江戸時代、明暦の大火によって、文京区本郷や水道橋のあたりにあった「諏訪山吉祥寺」という門前町が焼失してしまいました。
その後、江戸幕府の都市計画によって「諏訪山吉祥寺」には大名屋敷が建つことになってしまったため、その地域に住んでいた人たちは、五日市街道沿いを開発し、移住することになりました。
「宮本小路公園」には、開墾者の屋敷跡が
約350年前、吉祥寺村を開墾した開墾者の一人、宮崎氏のお屋敷跡地が吉祥寺駅北口から徒歩数分の「吉祥寺の杜 宮本小路公園」に残っています。
五日市街道沿いに短冊状に与えられた原野を開墾した際の、区割りの間口約20間(36m)がそのまま残っている貴重な場所です。
サンロードの北側出口からたった200mの五日市街道沿いに、約1700㎡もある公園の入口の案内板で、吉祥寺の歴史についてイラストつきで説明されています。
緑の美しい、北口のオアシスです。一度訪れてみてください。