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今年も「アメリカザリガニ防除活動」シーズンに!

吉祥寺の自然 アメリカザリガニ

4月~11月、かいぼり隊がワナを仕掛けます。

散歩に訪れる人でにぎやかな、春の井の頭公園。
その池のほとりで、何やら黒いカゴを組み立てる一行が。そう、こちらは「井の頭かいぼり隊」の皆さん。
実はかいぼり隊は、池の水を抜いて外来種を駆除するいわゆる「かいぼり」の他にも、4月~11月にかけて、カゴワナを使ったアメリカザリガニの防除活動も行っています。4月のこの日は、しまってあった罠を池へ運び、組み立てて池に設置する、シーズン初めの活動日でした。

8ヶ月間、毎週ワナを回収し続ける地道な活動。

2014年から始まったこのカゴワナによるザリガニ防除活動。今期設置する罠の数は、前年より10個程度増やした約180個。仕掛けた罠はなんと毎週、週2日かけて全て引き揚げ捕獲するのだそう。
池を綺麗に保つため、とても地道な活動をされています。

生態工房
カゴワナでアメリカザリガニを捕るかいぼり隊

2021年のアメリカザリガニ捕獲数は7367匹!

「井の頭恩賜公園HP 池だより2月」によると、 2021年は3種類のワナを計171個使い、計7367匹のアメリカザリガニを捕獲。 前年の計5396匹よりも多くなっているのは、ワナを前年より18個増やしたことや、捕獲効率の高いコンテナ型のワナへの転換を進めたことの影響もあると考えられています。

新登場、かいぼり隊が改良を加えたコンテナ型捕獲装置が活躍中。

これまで、アメリカザリガニ防除では、カゴワナが一般的でした。井の頭池でも、これまでの主 流はカゴ型でしたが、近年開発されたコンテナ型を導入したところ好成績だったため、現在、か いぼり隊がさらに改良したものに置き換えていっているところだそうです。

コンテナ型の捕獲装置。従来のネット型より、よく捕れている

なぜアメリカザリガニを防除するの?

それは、やはり在来種の生物を守り、豊かな生態系を育むため。
井の頭池には、「イノカシラフラスコモ」や「シャジクモ」といった、絶滅危惧種の水草も生育しています。
アメリカザリガニは、ザリガニ釣りなどで親しまれてきた身近な生き物ですが、水中に葉や茎のある沈水植物や、水面に葉を浮かせる浮葉植物といった、やわらかい水草に特に被害をおよぼす外来種。
ザリガニの生息密度が高い池ではこれらの水草が全滅してしまうこともあるのだとか。かいぼり後に数種類の沈水植物が生育するようになった井の頭池。水草や、そこにすむ水生生物を失うこ
とのないよう、日々の防除活動が行われています。

イノカシラフラスコモファイル
井の頭池で発見、命名されたイノカシラフラスコモ

それでも毎年、捕獲されるアメリカザリガニが数千匹にのぼる現実。
生態への影響の大きさから、外来生物法によってアメリカザリガニの野外放逐や販売を規制する検討もされているそうです。
飼っているザリガニや、捕まえたアメリカザリガニを別の場所に放すことはつつしみましょう。

かいぼり隊ボランティアの地道な活動

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