新元号ゆかりの花。井の頭公園の「梅」が待ち遠しい。
吉祥寺の自然
梅は日本古来のものではなかった!じつは万葉集の時代の輸入品。
四季折々の景色が私たちの目を楽しませてくれる、井の頭公園の梅の開花は例年より遅く、見ごろは3月中旬ごろの見込みです。
新元号「令和」が「万葉集」の「梅花の歌 三十二首、并せて序」にある一文から選定されたことから「梅の花」が注目されています。
万葉集には「梅」を詠んだ和歌が100首以上もあります。
現在は誰でも見たことがある「梅」ですが、 8世紀ごろは、梅は中国から伝来したばかりで貴重でした。高貴な身分の人たちはこぞって梅を庭に植え、その香りや姿を歌に詠んだそうす。

梅園は井の頭弁財天そば。花びらが空に映える!
この季節に井の頭池のまわりをお散歩するなら、井の頭弁財天を目指しましょう。梅園はそのすぐ近くにあります。
まぶしいほどに白い梅、淡いピンクの梅、深い紅の梅。
青い空に向かってまっすぐに伸びる枝に、びっしりとならんで微笑んでいる梅の花を眺めると、元気がわいてきます。
たとえ誰も気づかなくても、清らかな花を咲かせ、生き生きと景色を照らす梅の花。その美しい姿を見習いたいものです。
