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吉祥寺の農家の挑戦 vol.3〜田中友希夫さん

マルシェ&グルメ
地産地消

江戸時代から続く10代目。直売ケースで買える新鮮野菜。

吉祥寺で農業に打ち込んでいる田中さん。
田中家は代々農家で、田中さんはなんと10代目!
江戸時代から受け継いできた土地と、武蔵野市・練馬区・小平の畑は合わせると、なんと1.1ヘクタール!
1年を通して、20種類ほどの野菜を手入れをしているそう。

冬のオススメ野菜〜原木しいたけ・菜の花♪

菜の花は「花蕾(からい)」と呼ばれる蕾の部分を食べる野菜。
田中さんの菜の花は、市販されているより大きく立派。10年近く栽培している自信作です。

もう一つの冬の自信作が『原木しいたけ』。
市場で出回っている椎茸の8〜9割は『菌床しいたけ』ですが、田中さんが作っているのはで、風味や香り、歯応えが優れている『原木しいたけ』。

岐阜から取り寄せたクヌギやコナラの原木を約1200本使って、ビニールハウス内を15度〜25度に保ち、栽培しています。
菌を原木につけて8ヶ月ほど培養した後、原木を水に浸して菌に危機感を与えて成長を促して、写真のように木を組んで栽培。
天井や壁にある黒いカーテン状の覆いで光を和らげ、木漏れ日の代用として成長を促しているそうです。
収穫の季節は春と秋。一本の原木から4〜5回収穫できます。

ウドの育て方にビックリ!

東京ウドは、白く柔らかい食感が特徴です。
2月に枯れて休眠期に入ったウドを刈り取り、そのウドをムロ(深く暗い穴蔵)に伏せ込みます。

ムロの中は暖かいので、ウドが春が来たと勘違いして急成長し、それによって白いウドができるそうです。

「直売ケース」で新鮮なこだわり野菜が買える!

田中さんのこだわり野菜を是非味わってみたい方はどこで味わえるでしょう?
一般の方は「畑横の直売ケース」では、現在は鍋が美味しくなる、白菜・にんじん・里芋を購入することができます。
他の季節には、とうもろこし・のらぼう菜・ブロッコリー・モロヘイヤ・甘唐辛子ネギ・にんじん・じゃがいもなども登場するそうです。

しいたけはスーパーマーケットと農協に卸しており、その他の野菜は武蔵野市の給食センターや、武蔵野市境南小学校、武蔵野市立本宿小学校 などに提供しているそう。
気づかない間に、田中さんの野菜を食べていた方も多いかもしれません。
バラエティーに富んだ野菜を育てている田中さん。次回はあたたかい季節にお話をうかがいにいく予定です。

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