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雨をうっとうしく感じたら。「野口雨情」の歌で心おだやかに♪

吉祥寺ガイド 野口雨情

名曲を作詞した「雨情」が愛したのは、井の頭散策。

井の頭池の西側、お茶の水から井の頭池沿いに入る小道を進むと、池を見渡せる二人がけのベンチが並んでいます。
ベンチで思い思いの時間を過ごす人を見守るように、野口雨情の石碑が静かにたたずんでいます。

野口雨情の作詞した歌は、誰もが口ずさむことができる名曲ばかりです。
「♪カラス、なぜ鳴くの〜」ではじまる「七つの子」。
「♪シャボン玉飛んだ、屋根まで飛んだ〜」の「シャボン玉」
「♪夕やけこやけの赤とんぼ〜」ではじまる「あかとんぼ」。
「♪赤い靴、はいてた女の子〜」ではじまる「赤い靴」。など。

雨情は、1924年から約20年間、吉祥寺に居を構え、創作活動を行いました。雨情は井の頭をよく散策していたそうです。

井の頭池

井の頭池を静かに眺める、雨情の石碑。

以下、碑文より〜

野口雨情氏は、明治・大正・昭和にわたり、民謡・童謡の世界に偉大な足跡を残した詩人で、深く自然を愛し、当時まだ武蔵野そのままの吉祥寺に童心居を建て、数多くの名作を生んだ。
民謡は土の自然詩である。
これが氏の信条であり、全作品に漲る特色であった。
この地、井之頭は氏が朝夕散策愛でて措かなかったのである。

「♪雨ふりお月さん」で雨もたのし。

雨の日は、雨情が作詞した「雨ふりお月さん」のメロディーを思い出すと、穏やかな気持ちになり、情景が目に浮かびます。


雨降りお月さん 雲の蔭(かげ)
お嫁にゆくときゃ 誰とゆく
一人で傘(からかさ) さしてゆく
傘(からかさ)ないときゃ 誰とゆく
シャラシャラ シャンシャン 鈴つけた
お馬にゆられて ぬれてゆく

いそがにゃお馬よ 夜が明けよう
手綱(たづな)の下から チョイと見たりゃ
お袖(そで)でお顔を かくしてる
お袖はぬれても 乾(ほ)しゃかわく
雨降りお月さん 雲の蔭(かげ)
お馬にゆられて ぬれてゆく

野口雨情

雨情の書斎「童心居」は井の頭自然文化園内に移築。

雨情が創作活動をおこなっていた書斎「童心居」は、井の頭自然文化園内に移築され、公開されています。
梅雨が過ぎたら、当コーナーで「童心居」をご紹介致します。

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