10月13日。井の頭自然文化園で「ツシマヤマネコ保全講演会」開催!
イベント目次
テーマは「動物園と生息地をつなぐ」。オンライン参加受付中!
長崎県対馬に生息する絶滅危惧種ツシマヤマネコの保護と繁殖に取り組んでいる井の頭自然文化園で、10月8日の「ツシマヤマネコの日」にちなんで、10月13日(日)にヤマネコの保全に関する講演会「動物園と生息地をつなぐ」が開催されます。
動物園でおこなうヤマネコの保全に加えて、今年はツシマヤマネコ野生順化ステーション(動物園で生まれたヤマネコが対馬の自然の中で生きていけるように訓練する施設)の設立10周年にあたるため、環境省の谷口晃基氏をお招きし、この10年間の取組についてご講演していただきます。
希少な野生動物の保全活動に関心のある方々におすすめの講演です。
講演概要
◆講演1「井の頭自然文化園が取り組むヤマネコの保全と飼育」
唐沢瑞樹(井の頭自然文化園 飼育展示係)
【要旨】
井の頭自然文化園は2000年(平成12年)からアムールヤマネコの飼育を始め、その後2006年(平成18年)よりツシマヤマネコは飼育を始めました。アムールヤマネコでは自然繁殖や人工授精による繁殖もあり、ツシマヤマネコの繁殖にもそれらの飼育技術の活用が期待されています。
今回は井の頭自然文化園におけるヤマネコ飼育と保全を中心に、近年の取組についてもお話します。
◆講演2「ツシマヤマネコ野生順化ステーションにおける野生復帰技術開発について」
谷口晃基 氏(環境省対馬自然保護官事務所厳原事務室 自然保護官)
【要旨】
ツシマヤマネコ野生順化ステーションは、ツシマヤマネコの野生復帰に向けた技術開発の中核施設として平成26年度に整備されました。当施設でこれまで実施した野生順化訓練の結果、動物園生まれのヤマネコがケージ内の野生の餌動物を捕食できるようになるなど一定の知見が得られています。講演会では野生復帰の考え方、野生順化訓練の一連の流れや飼育手法などをご説明します。また、対馬南部の下島におけるヤマネコの生息状況の推移を踏まえて、今後のヤマネコの保全についてもお話します。
ツシマヤマネコ保全講演会「動物園と生息地をつなぐ」
日時:
10月13日(日)13:30〜16:00
場所:
井の頭自然文化園・動物園(本園)資料館2階 集会室
※YouTubeチャンネルでオンライン配信もおこないます。
定員:
実地定員:40名(オンライン参加の定員は100名)
※事前申込制(先着順)
対象:どなたでもご参加できます
※内容は小学校高学年以上を対象としています。
参加費:無料
※入園料も無料となります
※通信料は参加者ご自身の負担となります。
申込締切:実地参加:10月11日(金)送信分まで有効
*実地参加は定員に達したため募集を締め切りました。
オンライン参加:10月12日(土)送信分まで有効
*オンライン参加は引き続き募集中。
詳細・お申込みは井の頭自然文化園公式サイトをCheck!