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武蔵野市ゆかりの日本画家、野田九浦ともつながる前進座歌舞伎とは?

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前進座

前進座 五月国立劇場公演 【杜若艶色紫】お六と願哲。

前進座の看板公演として1981年から続いている五月国立劇場公演が5月14日にスタートしました。
舞台が始まる前から聞こえる三味線の音が、観客を物語の世界にいざないます。
拍子木の音が響いて幕が開くと、そこには江戸の町が広がり、演者の絶妙な間合い、息遣い、目線、指先の動き。舞台ならではの迫力に引き込まれます。

女形 河原崎國太郎の二役の早替りは必見!

今回の公演の見どころは、お六と八ツ橋の二役を演じる女形、河原崎國太郎の早替り。
お六が花道を通った直後、舞台に八ツ橋として立っている。一人で演じているとは思えないほど、姿形、声もまったくの別人。プロの演技のスゴさに圧倒されます。
花道を何度行き来しても、息が上がらない國太郎さん。一体どれだけ鍛錬されているのでしょう。

先代、五世河原崎国太郎と日本画家 野田九浦の関係は?

先代の五世河原崎国太郎は、稀代の女形と言われた役者。
お六役が高い評価を得て「悪婆ものの国太郎」の名を一気に高めたそうです。
今回、国立劇場のロビーには五世國太郎ゆかりの品々が展示されています。
その中に野田九浦の描いた打掛「蓬莱山」が展示されています。国太郎の父、洋画家・松山省三の先輩であり、親友でもあった野田九浦は、二度にわたり、国太郎の衣装の打掛に墨絵を描いたそうです。
中国からいい墨がはいったと連絡が入り、父省三と国太郎で野田を訪れて描いてもらった作品を間近で観ることができます。

五十数年ぶりに披露された「蓬莱山」は、屏風に描いてあるようにみえますが、打掛の表面をはいで、屏風にはりつけてあるそう。

吉祥寺美術館にて『野田九浦-<自然>なること』開催中!

野田九浦といえば、武蔵野市にゆかりのある日本画家。
そして偶然にも、吉祥寺美術館では『野田九浦-<自然>なること』が開催されています。展示は6月5日(日)まで。
この機会に前進座の舞台と合わせて、野田九浦の作品にも触れておきたいですね。

前進座 五月国立劇場公演

前進座五月国立劇場公演は、5月23日(月)まで。
笑いあり、スリリングな展開あり、前進座歌舞伎の魅力を味わいたい方はぜひ公演に足を運んでみては。

杜若艶色紫【かきつばた いろもえどぞめ】お六と願哲
日時:5月14日(土)〜23日(月) 
会場:国立劇場
大劇場
詳しくは前進座サイトでCheck!

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