吉祥寺美術館『tupera tuperaと249人の小学5年生の作品展「キチジョー人」』
カルチャー
目次
ゆかいな84体のキチジョー人に会いに行こう!2月24日まで開催中。
絵本作家ユニットtupera tuperaと武蔵野市の小学生がコラボレーションした企画『tupera tuperaと249人の小学5年生の作品展「キチジョー人」』が、2月24日まで吉祥寺美術館で開催されています。

■tupera tuperaより開催メッセージ
このプロジェクトは、吉祥寺美術館と武蔵野市の3つの小学校との連携企画です。
魅力ある街 “吉祥寺” に集まる様々な人々=「キチジョー人」を作ろう!というテーマのもと、tupera tuperaが講師となり249人の小学5年生と一緒に授業を行い、作品を作りました。
会場には、名前・性格・特徴 という3つのキーワードから自由に発想した「キチジョー人」が、ずらりと並びます。
あなたもぜひ、ユニークな「キチジョー人」に会いに来てください!

2024年12月
tupera tupera
武蔵野市内の3つの小学校・249人の小学5年生が参加!
■「図工専科」の授業を使った「アーティスト・イン・スクール」の新しいカタチ。約6か月にわたる「キチジョー人」プロジェクト!
「tupera tupera (ツペラ ツペラ)」は、第23回日本絵本賞大賞を受賞した「わくせいキャベジ動物図鑑」をはじめ、「しろくまのパンツ」「かおノート」など数々の代表作で知られ、子どもたちに絶大な人気を誇る、亀山達矢(かめやま たつや)と中川敦子(なかがわ あつこ)による、絵本作家ユニットです。
おふたりを講師に招いた「キチジョー人」プロジェクトは、コロナ禍において、武蔵野市立吉祥寺美術館が、教育普及ならびに地域連携を目的として実施した公募系ワークショップ「おいしいぶどうすっぱいレモン」「ムサシノサウルス」「にじ」に続く第4弾となります。
武蔵野市立小学校3校を対象とし、「図工専科」の授業に組み込んで、約6カ月にわたり展開していく、市内の教育施設と、吉祥寺という地域に根差した、連携プロジェクトです。
身長約150cmの「キチジョー人」は50cm四方の段ボールを3箱重ね!
■キチジョー人の「名前」「性格」「特徴」はくじを引いて決定!
◯亀山達矢さんが作った「キチジョー人」は…
吉祥寺の駅前で歌っているストリートミュージシャン
吉丸(きちまる)ジョージさん

心配性で、なが~い鼻毛がいっぽん出ています。
生まれたのは福岡だけれど、もう20年も吉祥寺に住んでいます。吉祥寺が大好き過ぎて、芸名を吉丸ジョージにしました。
◯中川敦子さんが作った「キチジョー人」は…
サンロード商店街のくつ屋さんの奥さん
太陽 道子(たいよう みちこ)さん

おせっかいで目はパッチリ。毎日、店頭に立ってサンロードを歩く人のくつをチェック。みなさんも、ダメ出しされないように気をつけて!
なるほどね!もしかして?
地元愛にあふれた「キチジョー人」の名前の由来。
■地元愛にあふれた「キチジョー人」の名前は、お楽しみ要素も満載!
仕事をしている人、遊びに来た人、旅行で来た人。
子どもたちの作品を通して、吉祥寺の街の魅力をたくさんの人に伝えたい。
だから、キチジョー人には、それぞれ街にちなんだ名前がいっぱい!
●末広 良(すえひろ りょう)●大井 ダイヤ(おおい だいや)●東急 うらら(とうきゅう うらら)●吉良 リナ(きら りな)●角野 パル子(かどの ぱるこ)●ロン・アットレ ●丸井 零一(まるい れいいち)●小出 音蔵(おで おんぞう)●淀橋 亀造(よどばし かめぞう)●由仁 蔵人(ゆに くろうど)●本 流得(もと るーえ)●メンチ さとう ●小笹野 杏(おざさの あん)●天音 太一(あまね たいち)●傀儡 草介(くぐつ そうすけ)●ドス・ガトス ●コピス 吉美(こぴす よしみ)などなど…
ほかにもユニークな名前のキチジョー人で吉祥寺美術館は、あふれますよ。お楽しみに!
大切なのは、3人一組で作るチーム力。
■参加してくれたのは第四小学校、大野田小学校、関前南小学校!
夏休み前に講師のtupera tuperaから届いたビデオレターから始まり、小学校の図工専科の授業を通して制作、吉祥寺美術館の展覧会へ。参加してくれたのは、第四小学校(45人)、大野田小学校(148人)、関前南小学校(56人)の小学5年生です。
tupera tuperaが伝えたのは、チーム力の大切さ、意外なテーマに取り組む意欲や好奇心、そして自分たちの作品を通して誰かとつながる楽しさや嬉しさ。
3人一組で力を合わせることで、「キチジョー人」は完成します。
段ボールを3箱重ねて出来上がる身長約150センチメートルの「キチジョー人」には、アイデアを出し合い、イメージをふくらませ、設計図を描き、一生懸命に色を塗った子どもたちの制作に向き合った想いや、仲間との時間がつまっています。
各小学校の先生方をはじめ、たくさんの皆さんの協力を得て、tupera tuperaと小学5年生249人の作品展が、いよいよ開幕しました。展覧会場は、吉祥寺の街をイメージしてデザインされています。どうぞお楽しみに!
展覧会のロゴTシャツ完成!

(©tupera tupera/Design by AIZAWA OFFICE)
展覧会のロゴTシャツ完成!参加してくれた249人の子どもたちへ、グラニフより無償提供が決定!
会期にあわせて、吉祥寺店にて限定発売中です。
国内80店舗を超える、ライフスタイルブランド・株式会社「グラニフ」の協賛決定。展覧会のロゴ(メインビジュアル原画制作:tupera tupera/デザイン:相澤事務所)を用いたTシャツを、「グラニフ吉祥寺」店にて限定販売。
ロゴにあしらわれたメインビジュアルには、吉丸ジョージ、太陽道子に加えて、参加小学校3校の図工専科の先生方制作のキチジョー人(キチ・ヨンチョル/大野 田衛門/関前南)の姿も。そして、「キチジョー人」プロジェクトに参加してくれた児童・249人に無償提供されました!
展覧会場でTシャツを着ている小学生を見かけたら…きっと!
吉祥寺美術館『tupera tuperaと249人の小学5年生の作品展「キチジョー人」』
会期:2025年1月11日(土)〜2月24日(月・祝日)
休館日:2月19日(水)
時間:10:00~19:30
場所:武蔵野市立吉祥寺美術館 企画展示室
入館料:一般300円、中高生100円
※小学生以下・65歳以上・障がい者のかたは無料
主催:武蔵野市立吉祥寺美術館(公益財団法人 武蔵野文化生涯学習事業団)
協力:武蔵野市立第四小学校/武蔵野市立大野田小学校/武蔵野市立関前南小学校
協賛:株式会社グラニフ/株式会社中川ケミカル/株式会社モービー・ディック
【tupera tupera(ツペラ ツペラ)】
亀山達矢と中川敦子によるユニット。2002年より活動開始。絵本やイラストレーション、工作、ワークショップをはじめ、NHK Eテレの工作番組「ノージーのひらめき工房」のアートディレクションを担当するなど、舞台や映画などさまざまな分野でも幅広く活躍。『わくせいキャベジ動物図鑑』(アリス館)で第23回日本絵本賞大賞を受賞。2019年に第1回やなせたかし文化賞大賞を受賞。主な絵本に『しろくまのパンツ』(ブロンズ新社)、『やさいさん』(ブロンズ新社)、『パンダ銭湯』(絵本館)、『かおノート』(コクヨS&T)など多数。海外でも様々な国で翻訳出版されている。
詳しくは吉祥寺美術館サイトでCheck!